海外FXと国内FXの税金の違い|どこから海外のほうが高くなる?
違いを一覧で比べる
| 国内FX | 海外FX | |
|---|---|---|
| 所得の種類 | 先物取引に係る雑所得等 | 雑所得(その他) |
| 課税方式 | 申告分離課税 | 総合課税 |
| 税率 | 所得税15%+住民税5%(+復興特別所得税)=20.315% | 所得税5〜45%+住民税10%(+復興特別所得税) |
| 損失の繰越 | 翌年以後3年間できる | できない |
| ほかの所得との相殺 | 同じ区分(先物取引等)の中でできる | 雑所得の中でだけできる |
国税庁 No.1521・No.2260をもとに作成。20.315%は所得税15%×1.021+住民税5%。
税率が逆転する目安
総合課税では、所得が区分をまたぐと、上の区分に入った部分だけ高い税率がかかります。海外FXの利益にかかる割合(住民税・復興税込みの目安)を区分ごとに並べると次のとおりです。
| 課税される所得金額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税・復興税を足した目安※ |
|---|---|---|---|
| 1,000円〜1,949,000円 | 5% | 0円 | 15.105% |
| 1,950,000円〜3,299,000円 | 10% | 97,500円 | 20.21% |
| 3,300,000円〜6,949,000円 | 20% | 427,500円 | 30.42% |
| 6,950,000円〜8,999,000円 | 23% | 636,000円 | 33.483% |
| 9,000,000円〜17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 | 43.693% |
| 18,000,000円〜39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 | 50.84% |
| 40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 | 55.945% |
所得税率・控除額は国税庁 No.2260(令和8年4月1日現在)より。※は当サイトの計算で、「所得税率×1.021(復興特別所得税2.1%)+住民税の所得割10%」。その区分に入る部分の所得にかかる割合の目安です。
- 合算後の課税所得195万円未満の部分:約15.1% → 国内FX(20.315%)より低い
- 195万〜330万円の部分:約20.2% → 国内FXとほぼ同じ
- 330万円以上の部分:約30.4%以上 → 国内FXより高い
会社員の場合、本業の課税所得がすでに330万円を超えていれば、海外FXの利益は最初から約30%以上の区分にかかります。本業の所得が低い人や、ほかに所得がない人ほど、税率の差は小さくなります。
税率以外で見落としやすい差
損失の繰越ができない
国内FXでは、ある年の損失を翌年以後3年間の利益と相殺できます。海外FXにはこの仕組みがないため、「去年100万円負けて、今年100万円勝った」場合でも、今年の100万円にそのまま税金がかかります。
国内FXと海外FXの損益は相殺できない
国内FXは申告分離課税、海外FXは総合課税で、区分が別です。国内FXの損失で海外FXの利益を減らすことはできません。
どちらが得かは「税金だけ」では決まらない
税金の面では、所得が多い人ほど海外FXが不利になります。一方で、取引条件は業者ごとに異なります。海外FX業者の多くは金融庁の登録がなく、日本の投資者保護の対象外である点も含めて判断してください。
よくある質問
年収500万円の会社員だと、海外FXの税率は何%ですか?
年収そのものではなく、給与所得控除や各種控除を引いた後の課税所得で決まります。控除の額は人によって違うため、源泉徴収票から課税所得を出してシミュレーターで確認するのが確実です。
国内FXと海外FXを両方やっている場合は?
それぞれ別の区分で計算し、確定申告書にも別々に記入します。損益の相殺はできません。
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出典
この記事について 運営者は税理士ではありません。国税庁などの公開情報をもとに一般的な仕組みを整理したもので、個別の税額や申告方法を保証するものではありません。ご自身のケースは税務署または税理士にご確認ください。情報の確認日:2026-09-29。
海外FXのリスク 海外FX業者の多くは日本の金融庁に登録されておらず、日本の投資者保護の制度の対象外です。出金の遅れや拒否などのトラブルが起きる可能性があります。レバレッジ取引は元本を上回る損失が出ることもあります。取引はご自身の判断と責任で行ってください。